底地の管理代行事例:寺院の「底地」を丸ごと管理!
底地の管理代行事例:寺院の「底地」を丸ごと管理!

目次
【インタビュー協力】
東京都台東区にあるお寺 管理担当:住職補佐 Tさん(61歳)
管理物件:寺院所有の底地(借地人計40世帯)
境内の外にある「見えない問題」──借地人対応に悩まされる日々
― 今回ご相談されたきっかけを教えてください。
うちは台東区で長年続くお寺です。先々代の時代から、寺の敷地の一部を借地として貸しておりまして、今も40世帯の方がその土地の上に家を建ててお住まいです。
ただ、正直言って…借地の管理というのは、非常に煩雑なんです。
借地人の中には代替わりしている方も多く、契約書が古かったり、名義が変わっていなかったり。さらに、地代の支払いが遅れる、更新に応じない、勝手にリフォームするなど、細かいトラブルもありました。
私たちは宗教法人としての活動が本業なので、契約の催促や交渉ごとに時間を割くのが難しく、本当に困っていたんです。
「このままでは寺が不在地主になってしまう」──管理代行を検討した理由
― 不動産会社への依頼は以前から検討されていたのでしょうか?
ええ、ただ、最初は近所の不動産会社に相談してみたんですが、「借地の管理はやっていません」とあっさり断られました。たまたまネットで「底地・借地専門」と検索したところ、センチュリー21中央プロパティーさんのサイトを見つけて、「ここなら任せられるかもしれない」と感じました。
初回の相談で弁護士も同席し、“借地問題に慣れている”という安心感が伝わってきて、そのまま正式に管理代行をお願いすることになったんです。
契約・名義・交渉までトータルでサポート
― 実際のサポート内容を具体的に教えてください。
まずは、古い契約書の整理からスタートしてもらいました。書面の不備、名義が変更されていない物件、更新が未実施の契約などがいくつも出てきて、自分たちではとても対応しきれない内容でした。
でも担当者の方が一つ一つ丁寧に整理してくれて、借地人とのやりとりもすべて窓口になってくれたので、本当に助かりました。
【中央プロパティー 担当者】 今回のような寺院所有の底地の場合、宗教法人が地主であることで借地人側が「管理が甘い」と感じてしまい、ルールが形骸化してしまうケースも多いです。 そこでまずは、寺院様の法的立場や権利関係を明確にし、借地人へ丁寧に説明するところから始めました。 地代の見直しと改定交渉更新料の導入や契約期間の整備名義変更未対応者との調整法的に不備のある契約の再締結これらを、トラブルにならないよう段階的に行いました。 |
「どうしても処分したい土地がある」──売却まで任せられた安心感
― 管理だけでなく、売却もご相談されたんですよね?
はい。実はその中の1区画は、借地人との関係がうまくいっておらず、将来的にも不安な場所でした。「この土地は手放したい」と相談したところ、すぐに複数の選択肢を提案してくれたんです。
借地人に買ってもらう方法、第三者に底地として売却する方法、もしくは自社買取。私たちにとって最も納得できる形で、トラブルのない相手に売却することができました。
【中央プロパティー 担当者】 寺院様の場合、「将来的にお寺を守る人がいなくなる」という事情を抱えているケースも少なくありません。 そのため、無理に維持するより、整理しておくほうが賢明な場合もあります。 今回は、底地や借地権を専門に扱う投資家にご紹介し、2か月弱で売却完了となりました。 |
管理の不安から解放され、「仏事に集中できるようになった」
― 管理代行と一部売却を終えて、率直なご感想をお聞かせください。
一言で言えば、「気が楽になった」というのが本音です。借地人とのトラブルや、契約まわりの悩みがずっと頭の片隅にあって…。でも今は、お寺としての本来の仕事に集中できています。
将来的には、残る借地についてもご相談していくつもりです。
「不動産の専門家に任せることで、安心も時間も得られる」──そう実感しています。
借地・底地の管理にお困りなら、まずはご相談ください
センチュリー21中央プロパティーでは、底地に関する複雑なお悩みに特化した管理代行・売却サポートを行っています。
【私たちができること】
✅ 借地人との交渉・契約更新・名義整理の代行
✅ トラブルのある底地でも売却可能
✅ 管理の一括代行で地主様の負担をゼロに
借地・底地の専門チームが対応いたします。底地の管理代行をお探しの方は、ぜひご相談ください。

この記事の監修者
代表取締役 /
宅地建物取引士
CENTURY21 中央プロパティー 代表取締役/宅地建物取引士
都内金融機関、不動産会社での経験を経て、2011年に株式会社中央プロパティーを設立。長年にわたり不動産業界の最前線で活躍するプロフェッショナル。
借地権の売買に精通しており、これまでに1,000件以上の借地権取引や関連する不動産トラブル解決をサポート。底地や借地権付き建物の売却、名義変更料や更新料の交渉など、複雑な借地権問題に従事。
著書に「地主と借地人のための借地権トラブル入門書」など多数の書籍を出版。メディア出演やセミナー登壇実績も豊富で、難解な相続不動産問題も「わかりやすい」と説明力に定評がある。