＃03【借地権／売却事例】千葉県千葉市：地主とトラブル中の借地権売却｜体験談・インタビュー
＃03【借地権／売却事例】千葉県千葉市：地主とトラブル中の借地権売却
目次
【Nさん プロフィール】
千葉県千葉市在住・50代
地主の代替わりをきっかけに、突然更地返還を求められ、困惑していた。最初は借地権の売却を検討していなかったが、中央プロパティーに相談する中で、今後のことを考えると売却したほうが心理的な負担が少ないと思い、売却を決意した。
ーまずは、ご相談の背景を教えてください。
私と地主は、長年付き合いがあり、これまで大きなトラブルもなく過ごしてきました。ところが、地主が高齢になり、息子に窓口が変わったことで、一気に関係性が変わりました。
「嫌がらせ」と受け取るしかないような要求をされ、正直精神的にかなり参っていました…
ー地主からはどのような要求があったのでしょうか。
実は、借地上にある建物は、10年以上前から賃貸に出していました。20年ほど前に、相続した実家なのですが、私は別に一軒家を所有しており、活用予定がなかったため、賃貸として貸し出したんです。
地主は近所に住んでいたので、賃貸に出していることは知っていたと思いますし、特段何か言われることもありませんでした。
しかし、今年に入って、地主の息子から突然、「借地権の賃貸は、契約違反になる。更地にして出て行ってくれ。」と言われました。
その前にも、「地代を値上げしたい」と申し出があり、地主の代替わりがあってから、これまでの関係性に軋轢が生まれ始めたように感じました。
ー中央プロパティーでは、どのようなアドバイスがありましたか。
初めて電話で相談した際は、「借地権を売却する」という考えは、ありませんでした。地主の息子に言われた「契約違反」というワードが気になり、本当に建物を賃貸で貸していることが、契約違反になるのか、という質問をしたかったので、電話をしました。
結果的に、「借地上の建物を賃貸すること自体は法的には問題ない」と回答いただき、少し安心しました。
また、今の地主の息子との関係性で借地契約をこのまま継続することについては、「借地権付き建物を売却して関係を絶つ」という選択肢があることをご提案いただきました。
ー売却を決意した理由は、何だったのでしょうか。
自分が住んでいる建物ではなかったですし、賃料収入の額も小さかったので、居住中の借主に迷惑がかからないのであれば、売却して地主の息子との関係性を絶ちたいという思いが強かったです。
関係性が悪いまま、借地契約を継続するのは気持ち的にもモヤモヤしますし、また無理な要求で嫌がらせをしてくるのではないか、というストレスからとにかく解放されたかったんですよね。
ー売却までの流れを教えてください。
希望の額で、買ってくれる買主さんが見つかるまでの期間は、大体2週間くらいだったと思います。「仲介は時間がかかる」「買い手が見つからない場合もある」と聞いていましたが、有難いことに複数人の方が購入を希望してくれて、ホッとしました。
担当の方は、1週間に1回電話で連絡をくれました。どんな方が購入希望者として、手を挙げてくれているか、も説明してくださり、自分の条件に最も合う方に買っていただくことができ、満足しています。
ー地主とのトラブルで悩む借地人さんに一言メッセージをお願いします。
トラブルは、早めに相談することをおすすめします。今回中央プロパティーさんにご相談し、「もっと早く相談しておけばよかった」というのが率直な感想です。
自分の場合は、半年間ほど一人で抱え込んでしまったのですが、思い切って中央プロパティーさんに相談し、担当者の方や弁護士さんなど借地権に詳しい方が自分のサポートをしてくれるのは、大変心強かったです。
まずは、相談してみることで自分では思いつかないトラブル解決の方法を教えていただけることもあるかと思います。
