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東京ルールとは|用語集

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東京ルールとは

東京の賃貸住宅のイメージ

東京ルールとは、正確には東京都都市整備局が定める「賃貸住宅紛争防止条例(東京における住宅の賃貸借に係る紛争の防止に関する条例)」を指します。

  • 本条例は2004年(平成16年)10月1日に施行

「東京ルール=賃貸住宅紛争防止条例」は、入居中の修繕、退去時の原状回復についてのガイドラインを設けています。賃貸物件に住んだことのある方は経験があるかもしれませんが、退去時に原状回復費用の負担の範囲でトラブルになることが多いことから、この条例が定められました。

賃貸イメージ

貸主負担となるケースの一例

  • 壁に貼ったポスターや絵画の跡

  • 家具の設置によるカーペットのへこみ

  • 日照などによる畳やクロスの変色

  • テレビや冷蔵庫の背面にできた電気焼け

  • 自然発生によって生じた網入りガラスの亀裂

  • エアコン設置による壁のビス穴、跡

基本的に上記のように経年劣化、通常使用による損耗については貸主の負担としています。一方、

借主負担となるケースの一例

  • 飼育ペットによる柱などの傷

  • 通常の使用を超える範囲、または禁煙の物件で壁紙に付着したタバコのヤニ

  • 貸主に許可を得ずに壁の色を塗り替えた

  • 下地ボードの張替えが必要な程度の壁の画びょう・ピンなどの穴

例えば、結露は自然発生するものですが、放置するのは借主の怠慢となるため、義務を怠って結露を放置してしまいカビだらけになってしまったような場合は借主の負担になります。上記のようにある程度の基準は設けられましたが、個別の負担は状況によって異なると言わざるを得ません。

この記事の監修者

松原 昌洙マツバラ マサアキ

代表取締役 /
宅地建物取引士

CENTURY21中央プロパティー代表取締役。静岡県出身。宅地建物取引士。都内金融機関、不動産会社を経て2011年に株式会社中央プロパティーを設立。借地権を始めとした不動産トラブル・空き家問題の解決と不動産売買の専門家。主な著書に「[図解]実家の相続、今からトラブルなく準備する方法を不動産相続のプロがやさしく解説します!」などがある。

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